ゲンちゃんパチパチを理解する

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

皆様、あけましておめでとうございます。もう1月も中盤だというのに新年のあいさつというのもなんだかと思いますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
中卒お父ちゃんの2024年の目標は、このブログを毎週更新することであります。いきなり2週間も吹っ飛ばしておいてなんですが、次からはしっかりとやる所存であります。そう、次からね。本当だよ。

成長著しいゲンちゃんですが、最近よく他の人することをマネることが判明しました。
何をいまさらという感じですが、ゲンちゃんはとんでもない女性好きであります。
それは家族の中でも変わりません。
そのため、中卒お父ちゃんの妻が「ゲンちゃんがこんなことした!!!」と大喜びしていても、中卒お父ちゃんが同じようにゲンちゃんに対してやっても何もしないことが頻発するのです。
つまり、中卒お父ちゃんから妻のことを見ると「親バカが何かと勘違いしてるね。やれやれ」状態になってしまうのです。

そんなゲンちゃんも、中卒お父ちゃんのパチパチはマネをしてくれています。
ゲンちゃんがニッコリ笑顔でパチパチをしてくれるのは、なかなかかわいいところがあります。

そして今回、ゲンちゃんが「パチパチ」という言葉を理解していることが判明したのであります!
いや本当に!「言葉」を「理解」してるんです!え?嘘つくなって?いやマジなんですって。しっかり動画も撮っていますから。

どうですか奥さん!もちろんこの時には中卒お父ちゃんは「パチパチ」としか言っていません!
手を叩く動作は一切行っておりません!
あ、40超えたおっさんの声は申し訳ないと思っております。
お耳汚し、深く反省しております。

いずれにしても、ゲンちゃんは頭脳明晰であることも判明したのであります。
因みに、順調にいけばゲンちゃんは特別支援学校を経て「高卒」へとランクアップします。

そう!!!!中卒お父ちゃんを学歴で抜き去るのであります!!!

学歴を抜かれてマウントを取られる覚悟はできていますか?俺はできてる!

2024年もゲンちゃんの成長が楽しみ・・・・なのですが、次回は「ゲンちゃん脱水症状に陥る」をお伝えします。

ゲンちゃん山梨を堪能する

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

2023年もラストスパートの今日この頃ですが、寒波の影響なのか非常に冷え込んでおります。
我らが大都会八王子は内陸に位置しているせいか、23区中心部と比較して夏は暑く、冬は寒くなります。
どのくらい変わるかというと、最低気温で5度くらい変わったりします。いや、本当に寒さの種類が違うんですよ。何というか、八王子はしみ込んでくるような寒さなんですよね。
どうか八王子にお越しの際はご注意ください。

そんな八王子よりも内陸に位置する山梨県に家族旅行に行ってまいりました。もちろんゲンちゃんも一緒です。
で、なんで山梨県かというと、「近いから」です。スラムダンクの流川みたいなことを言っていますが、本当です。
ご存じのように八王子は東京都の西にあり、山梨県が攻めてきたら真っ先に占拠される土地であります。車で移動するとしても、都心から行くのに比べて1時間程度短く到着します。渋滞を考慮しなければ、1時間半程度で遊びに行けます。そう、都心に行くのとさほど変わらないのであります。
中卒お父ちゃん的には、もういっそ八王子は山梨を名乗ってもいいのではと思っております。

今回は、そんな山梨県の魅力をお伝えできればと思います。

富士河口湖 石の博物館

河口湖の周辺には宝石に関する施設がいくつかあります。
その中でもこの石の博物館は、本物の宝石を外で掘って探すアトラクションができる施設となっております。
中卒お父ちゃんは5歳の娘を「見守るため」にアトラクションに参加しました。そう、つまり2人分の料金がかかっています。
なのですが、開始早々中卒お父ちゃんも娘も単独行動開始です。やはり人間の欲望は醜いものであります。眼の色を変えてシャベルを振るう40代中卒おやじと5歳児の誕生です。

ゲンちゃんはそんな哀れな二人をため息交じりに見つめます。

あ、でも大人も楽しめるという意味でよかったですよ。おすすめです。

https://stone-museum.jp/

森の中の水族館

山梨県は海に面しておりません。なのに水族館とは面妖な、となりますがしっかり水族館です。
要するに淡水魚を主に扱っている水族館です。
ここの売りはなんといっても中央の大きなドーナツ型の「二重回遊水槽」です。
何がすごいのかというと、比較的大きな魚と小さな魚が泳いでいるのです。
普通に考えたら小さい魚がおいしく頂かれてしまいそうですが、そうはならないのです。
実は水槽内がガラスで仕切られているのですが、普通に見たらガラスに気付かないので、かなり不思議な空間となっております。
他の展示物も工夫されていて、これで420円はコスパがよすぎます。
一点電子マネーは使用できないのでご注意ください。

ゲンちゃんはおいしそうな魚を物欲しそうに見つめます。

http://www.morinonakano-suizokukan.com/index.html

石割の湯

旅行中でもゲンちゃんの食事は欠かせません。
とはいえ、ごはんを食べさせるにはそれなりの場所が必要になってきます。
そこで中卒お父ちゃんの妻が思いついたのが、「スーパー銭湯的なとこの休憩所で食わせればいいんじゃね?」というアイディアです。
というわけでスーパー銭湯に行って温泉で温まります。
ところがどっこい、山梨は八王子をしのぐ寒さです。
室内のお風呂ならばいいのですが、露天風呂となるとお風呂に入るまで凍えるような寒さなのですが、はい、なんかテンション上がりますよね。

他の利用者は地元の人が多いのか、中卒お父ちゃんたちのようなお上りさんはほぼいないようでした。
地元の有料施設といった感じです。

お風呂に入れないゲンちゃんは恨みの眼差しを向けてきます。

https://www.ishiwarinoyu.jp/

紅富士の湯

こちらもゲンちゃんのご飯という理由をつけて、大人2人と子供1人は温泉を満喫します。
この温泉は富士山を見ながら入れるお湯が売りです。
お湯の種類も豊富なのですが、なぜか露天風呂は1階、通常の室内の風呂は2階にあります。
で、露天風呂に入るには「裸のまま屋外の階段を下りる」必要があります。
はい。もう中卒お父ちゃんと娘のテンションはマックスです。「寒い寒い」等と言っていますが、明らかに楽しんでいます。中卒お父ちゃん的には自分がどちらかというとM体質であることを再認識した次第です。
因みに、山梨で見る富士山はマジででかいです。それだけでも感動できるレベルだと思います。

ゲンちゃんはお姉ちゃんが食べたでかいかき氷に目を見張ります。

https://www.benifuji.co.jp/

ふじさんミュージアム

「富士山と言えば山梨」と言うと静岡の方からおしかりを受けそうですが、ふじさんミュージアムなる施設に行ってまいりました。
最近は体験型のアトラクションが多いのか、富士山の写真と自分たちを合成させるなんてものもありました。
かつて富士山を上っていた方のコスプレのようなものも用意されていて、結構盛り上がります。
外人さんたちも体験していたのですが、マジで大爆笑しながら撮影していたのにはほっこりしたのであります。

あと、2023年4月2日にオープンした「ふじさんVRシアター」はなかなかのものです。
高精緻な映像で富士山登山と絶景を体験できます。
ちょっとした浮遊感も楽しめるアトラクションとなっております。

ゲンちゃんは何が起きているのかわからずフリーズします。

https://www.fy-museum.jp/

とまぁ他にもいろいろ行ったのですが、総じて言えるのが「山梨なめてたな」ということです。水族館とかも「まぁヒマつぶし程度でしょ」と思っていたのに「案外面白いじゃん」となる感じです。中卒お父ちゃん的には「思っていたより面白い山梨」といった感じでした。

では、お姉ちゃんのおさがりでどこからどう見ても女の子にしか見えないゲンちゃんでお別れです。髪を結んで女子力アップであります。

ゲンちゃん料理に注文を付ける

早いもので2023年も残り半月ほどになりました。振り返ってみると、流行り病が5類になったのが今年の5月だということがなんだか信じられません。もっと前の話じゃなかったっけ?って感じです。

それと同時に、ゲンちゃんが人工肛門を閉じる手術を受けたのが今年の1月であります。今ではすっかり浣腸生活が身につき、人工肛門で悪戦苦闘していたのが遠い昔のようです。あれが今年の出来事だったなんて、まったく実感がわきません。今ではゲンちゃんはハイハイをしてお風呂場に侵入してきたりと、すさまじい成長を見せております。

そんなゲンちゃんですが、最近食事に注文を付けるようになってきました。
もちろん、言葉に出して「女将を呼べ!」とかはまだ言えません。
ただ、明らかに好きなものと嫌いなものが出てきました。
中卒お父ちゃんと一緒で味盲だと思ったのに・・・・

現状でのゲンちゃんの食事は、しっかりとドロドロにした状態でなければなりません。
なので、「ゲンちゃんのお食事事情」でもお伝えしたように、ひたすらブレンダーで細かくするという作業が発生していました。
ところがどっこい、ここにも救世主が登場したのであります。
その名も、「介護用のお食事」であります。
そう、お年を召した方向けの食事なのであります。

なんだそんなものかとおっしゃるかもしれませんが、これが侮れないのであります。
まず、種類が多い。
離乳食の場合、ミルクアレルギーを考慮すると選択肢が3~4種類程度になります。
「そんな大袈裟な」と言わないでください。本気なんです。本気と書いてマジです。
その点、介護用の場合は選択肢がかなり多いといえます。

そしてもう一点、「どこでも売っている」であります。
実は離乳食の場合、お店(主に薬局)にそもそもでおいていなかったり、極端に少なかったりということがあります。
遠出する場合に、必ずしも「薬局=ゲンちゃんの食事を買えるところ」とならないので、事前の準備が必須となります。
その点、介護用の場合はほぼすべての店にあります。
恐らく高齢化の影響だと思われますが、この部分では非常に助かっていたりします。

そんな救世主の介護食を使ったからか分かりませんが、ゲンちゃんは好きなものは比較的パクパク食べるのに、嫌いなものは「ぺっ」と吐き出します。
最近はずっと食べていたバナナを吐き出すようになってしまいました。
まぁ・・・・ほぼ毎食出してたからね。飽きちゃったのかもね。
あ、「ごはんですよ」も強い味方です。子供ってごはんですよ好きな子多いですよね。

食事の好き嫌いも出始めて、中卒お父ちゃん的にはめんどくささも感じつつ、ゲンちゃんの成長をかみしめている今日この頃であります。

それでは、後光がさしてなんだかどこぞの教祖様みたいなゲンちゃんでお別れです。どうでもいいけど師走ってなんで忙しくなるんでしょうね?

 

ゲンちゃん牛乳アレルギー克服に失敗【2回目】

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

11月なのに夏日を記録したと思えば、急激に気温が下がり朝晩は冬の装備でないとかなり寒く感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。どうも令和ちゃんは物の加減というものを知らないようです。
おかげさまで中卒お父ちゃんもしっかり体調を崩し、布団の中で漫画を読みふける日を過ごしていました。漫画を読むときはたいてい酔っぱらっていてほとんど頭の中に入っていなかったようで、「あ~こんな風につながってたのか~」と楽しいひと時であります。
「同じ漫画で2度おいしい!お得!」なのか「倍以上の時間を無駄にして最悪・・・」なのか、難しいところであります。

そんな激しい気温の変化の中、ゲンちゃんは牛乳アレルギーを克服したのかの検査に挑戦します。「ゲンちゃん牛乳アレルギー克服に失敗【1回目】」のリベンジマッチであります。

とはいえ、もう題名でネタバレしているように今回も克服ならずだったのであります。ただ、今回違った点としては「採血を普通に腕からやろうとした」といった事が挙げられます。
皆様健康診断など受けた時にご経験があるかと思いますが、採血はたいていどちらかの肘部分の内側から行います。
今回ゲンちゃんは腕からやってみようとの提案を受けたのであります。結局はちょうどいい場所が見つからず、前回同様連れ去られての採血となりましたが、次回からは腕からやることになるかもしれません。何だかんだ成長しているゲンちゃんであります。

あともう一点は、前回の記事では3歳までにほとんどの子供が改善するとお伝えしましたが、ダウンちゃんはちょっと違うようであります。ドクター曰く、やはり改善するのもゆっくりな傾向にあるようです。なんと、10歳までかかった子もいるとのことなので、この点も気長に待つしかないようであります。

それでは、クンフーの構えみたいなゲンちゃんでお別れです。ゲンちゃんはプニョプニョしているので、本当にどんな攻撃も受け流すんじゃないかと思っている今日この頃であります。

ゲンちゃんつかまり立ちを試みる

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

先日ある仕事関係の方から、「ブログ読んでるんだけど、あれって中卒お父ちゃんの友達とかの話?」とのご質問をいただきました。
幸か不幸か、中卒お父ちゃんの家族で現在進行形で起きている出来事であります。
決してフィクションでもなければ、他の方の体験談を代筆しているわけでもありません。
純度100%であります。ご安心ください。
まぁ、多少話を盛ったりするのはご容赦いただきたい今日この頃です。
あ、できればそのように思われた方は、ゲンちゃん成長期1話の「【ゲンちゃん成長期】第二子が生まれたよ【はじまるよー】」を是非お読みください。

前回ゲンちゃんがハイハイを始めたとお伝えしましたが、なんと今度はつかまり立ちに挑戦していたりします。
では決定的瞬間をどうぞ。

背中からにじみ出るおっさんオーラ!むっちむちの足!なんで踵をあげているのかよくわからないフラフラの足首!どれをとっても100点満点であります!
そしてその視線の先には、やはり歌のお姉さん!中卒お父ちゃんの嫁曰く、「男の子が全員クレヨンしんちゃんだとは思わなかった」とのことですが、さもありなん。
男の子ってきれいなお姉さんに反応してしまうものなんですよ。これは宿命です。

つかまり立ちに挑戦とは言っていますが、現状では大人が持ち上げてあげないと立つ状態にはなれません。
で、疲れてくるとケツから落っこちてきます。
なので、立たせる時には後ろで受け止めなければなりません。
そういえば、テディベアとかいう一発ギャグありましたね。中卒お父ちゃん的には大好物であります。

この調子で頑張って、年内に支え無しで立てないかなー、とか思っていたりします。まぁ期待はしすぎず、じっくり見ていく所存であります。

では、マットの部品を外して大喜びのゲンちゃんでお別れです。
「なんだそんな事か」と言うなかれ、こんな些細なことでも大喜びできる素晴らしいゲンちゃんライフを満喫しております。

ゲンちゃんハイハイマスターにランクアップする

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

2023年の日本シリーズは、なんと59年ぶりとなる関西ダービーとなりました。
中卒お父ちゃんは昭和の人間よろしくラジオを聴く機会が多いので、どうしてもスポーツニュースの情報が入ってきます。
第1戦は阪神が相手エースを打ち込んで完封勝ちしたら、第2戦はオリックスが完封し、第3戦は9回ギリギリのところで1点差でオリックスが勝ち、第4戦はサヨナラで阪神が勝つという、野球素人の中卒お父ちゃんでも楽しめる展開となっています。
たまにはビール片手に野球場に観戦に行きたい今日この頃であります。

そんな関西の熱気が伝わったのか伝わっていないのか、ゲンちゃんがハイハイを完全にマスターしたのであります。
ゲンちゃん掃除機に反応する」でお伝えしたように、なかなかのスピードで移動をするのですが、ズリバイ状態が続いていました。
それが、療育の効果なのか四つん這いで移動したのであります!
では、決定的瞬間をどうぞ!

どやああああああああああああああああああああああああ!!!!!
いやはや短かったようで長かった日々なのであります。
まぁ、本人はズリバイの方が楽なのか使い分けていたりしますが・・・。

この次は、つかまり立ち、そして歩く、続いて走る、で、ゆくゆくはベンチプレス100キロを軽々とあげるようになるのです!
ムキムキダウンちゃんになって、ボディビル界に殴り込みできる日を夢見て!

それでは、ハロウィンに紅のぶ・・・・飛行士に仮装したゲンちゃんでお別れです。
そういえば、中卒お父ちゃんは紅の豚の主人公の名前は「ポルコ」と覚えていたのですが、「マルコ」という人もいて何でだろうと思っていたりしました。
実は劇中でも両方の名前で呼ばれていたようです。
やっぱり人間の記憶はあいまいなもんなのだなと思う今日この頃であります。

就労継続支援B型の施設を見学に行ったよ

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

最近クマを目撃したり、あるいは襲われて被害を受けてしまうというニュースをよく耳にします。いくら何でも比較的地方の話だろうとお思いになるかと存じますが、なんとまぁ東京でも目撃情報が多数寄せられているようです。ソースはNHKであります。

東京 多摩地域で“クマ”目撃情報相次ぐ 都が注意呼びかけ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231024/k10014235661000.html

これによると、なんてこったい我らが八王子をクマの野郎が侵略してきてやがるのがわかります。大自然あふれる八王子の魅力にひかれるのは分かりますが、さっさとお家に帰っていただきたいのであります。森に帰れ状態です。

原因としてはどんぐりが不作だったと言われていますが、中卒お父ちゃん的にはそれだけじゃないのではとか思っていたりします。根拠は以前記事にした「日本の森林は減少しているのか」でお伝えした通りです。むしろ森林部分が回復しすぎて、クマが里に下りてきやすくなっているのでは?とか思っていたりします。里に下りやすくなってるのにドングリが減ったら、そりゃ人間界の方に移動してくるでしょ、といった感じです。

あ、あと、wikiペディアでクマの事件を調べてみると意外と面白かったりします。クマってやばいほど執念深かったりしますからね。

そんな大自然の中にたたずんでいる「かたくりの家」と「由木工房」に見学に行っていました。こちらは、就労継続支援B型と生活介護の多機能系事業所であります。「就労継続支援B型とはなんぞ???」となりますが、知的な障害などが理由で通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である方に対して、就労の機会や生産活動等の機会の提供、また、その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練・支援を行う事業所及びサービスのことを指します。因みにA型もあり、そちらは雇用契約を結んで最低賃金以上の賃金が支給されます。

見学した施設の就労継続支援B型の業務内容は、

  • 利用者さんの昼食やレストランで出す食事の製造
  • パンの製造
  • レストランとパン屋での接客
  • 近くにある畑での作業

となっています。
利用者の方の希望などを聞いて配置しているとのことでした。ただ、知的の度合いや癖などによってやってもらう業務はある程度制限しているようです。(例:手をなめてしまう方はパンの製造の業務には就けない等)利用者さん達は比較的きびきび動いているように感じた次第であります。

ただ、先程も申し上げたように、「知的な障害などが理由」で就労できないなので、利用者さんはダウン症だけではありません。中卒お父ちゃんが見学したこの施設では、ダウンちゃんが大部分を占めるというわけではありませんでした。職員さんの話では、ダウンちゃんはお話し好きなので、レストランの接客をしているそうです。そのほか、見学した限りではパンの製造をしていたり、厨房でひたすら食材を細かく切っていたりしていたダウンちゃんがいました。

因みにここで日本ダウン症協会が出しているデータを見てみると、成人段階の日中活動は就労支援B型が50.5%、生活介護が29.9%となっています。

https://www.jdss.or.jp/project/images/04/20230131report.pdf

生活介護とは何ぞ?となりますが、これは、通常の状態でも介護が必要な方向けの施設となります。

業務内容は

  • チラシの折り込み
  • チラシのポスティング
  • アクセサリーのラッピング
  • 公園清掃

等々となっています。もちろん職員さんが付き添う形で業務を行います。部屋の中での作業を見させてもらったのですが、何だか明るく元気に楽しんでいらっしゃるご様子でした。

ではここで気になる給与の件なのですが、いずれの施設も基本的に時給制となります。残念ながら最低時給とはいかないようで、月で17,000円ほどとのことです。「え?少なすぎじゃね?」と思われるかもしれませんが、これが現状の現実でありますので受け入れざるを得ません。

あ、因みに就労はかなり自由な形となっていて、遅刻、欠勤は全く問題になりません。利用者さんが通勤中に気になることがあって、ふら~~~~とそっちに行ってしまって来ない、なんてことも日常茶飯事なようです。この部分も月の給与が少なくなってしまう一因ともいえるかもしれません。

こちらの施設にいらっしゃる利用者さんは、明るくのびのびと作業されているように感じた次第であります。職員さんにどんな方がうまくいくのかと聞いたところ、「余暇のすごし方がとても大切。」とのことでした。余暇を楽しくすごしている方は落ち着いて作業ができているそうです。

まぁ・・・そりゃそうだよね、とも思うのです。なんの楽しみもなければ、健常者だって滅入っちゃいますしね。

そんなかたくりの家&由木工房ですが、令和5年11月11日11時~「フェスタかたかご2023」を開催するそうです。曰く、

「2019年以来、久々のフェスタ開催!かたくりのみんな、街のみんな、こどももおとなもみんなで、アート・おんがく・おいしいものやたのしいことでいっしょに盛り上がろう!」

フェスタかたかご
令和5年11月11日11:00~15:00
社会福祉法人由木かたくりの会
〒192-0355東京都八王子市堀之内1236-8
お問い合わせ042-674-0520(法人本部)
フェスタかたかご2023実行委員

とのことです。で、チラシがこんな感じです。

以前チラシのQRコードを読み取ったら、かたくりの会のサイトが表示されたのですが「フェスタかたかご2023」の情報は全く掲載されていなくて「客集める気あんのかい!!!!」と思っていたのですが、今日確認したら情報が掲載されていました。いやー良かった良かった。是非クマ対策を万全に整え、ご参加ください。

フェスタかたかご2023

では、窓からの薄日に目を細めるゲンちゃんでお別れです。ゲンちゃんがパン作りに精を出せる日を祈る今日この頃であります。

ゲンちゃんミルクを再開する

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

一時は体重が減少傾向に傾いたゲンちゃん、今現状では増加傾向、右肩上がり、業績回復状態です。「ゲンちゃん体重が減少する」では食事の間におやつをあげるようにしているとお伝えしましたが、ここは親側の都合というか、なかなかめんどくさくてあげるのを忘れてしまうのであります。ではどうするかというと、まずおかゆの量を増やします。加えて、ミルクを160~200ミリリットルほど与えてみます。もちろんミルクアレルギーのゲンちゃんは通常のミルクは飲めません。そこで、「赤ちゃんがゲボォ!と吐き出すミルクアレルギー用ミルク」を飲ませることになるのですが、ここで救世主が登場です。何と「ミルクアレルギー用なのに美味しいミルク」が存在したのであります。その名も「ボンラクト」!!!

あの「動物さんにあげる草的な香ばしい香り」がするミルクアレルギー用ミルクとは段違いです。甘みもあって「これ普通においしいミルクじゃん」といった感じです。中卒お父ちゃんの妻もおいしさに太鼓判を押しています。味盲の中卒お父ちゃんの意見ではないことが重要ポイントです。

というわけで、就寝前のゲンちゃんに与えてみます。すると、なんということでしょう!今まで見たこともない勢いでゴキュゴキュ飲むではありませんか!あまりにも一気に飲もうとするので哺乳瓶を口から離すのですが、「なぜやめる!!!」という表情で怒りを表現します。ついでに「飲ませろ!!!」とばかりに体を起き上がらせようとするので効果てきめんです。・・・・今まで「動物さんにあげる草的な香ばしい香り」に耐えてくれてありがとうゲンちゃん、これからはおいしいミルクをあげるからね。

ものすごい勢いで飲むからなのか、飲み終わったときはお腹がパンパンです。大満足で眠りにつくゲンちゃんなのでした。
あ、決して和光堂の回し者じゃないですよ、念のために。

というわけで、ふてぶてしいゲンちゃんでお別れです。中卒お父ちゃん的にはかなりツボな表情なのですが、妻からは「あんた本当にその写真好きだよね~(意訳:こいつの美的センスやばいな・・・)」と言われます。この表情の良さがわからないとは、まだまだ修行が足りないのであります。

ゲンちゃんボールプールにダイブする

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

急に気温が下がったりと体調を崩しそうな気候が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。かなり暑がりな中卒お父ちゃん的には心地いい気候で、夜のお散歩がはかどっております。ただ、ここで調子に乗りすぎると風邪をひいてダウンしてしまうので、何かしら羽織るようにしています。あの冷たさが気持ちいいのですが、ここは体調重視です。

ゲンちゃんの住んでいる八王子は自然豊かな良いところであります。西側は高尾山をはじめとした山々が連なり、春にばらまかれる花粉の震源地となっています。車を少し走らせれば田園風景が広がり、広大な空き地や森がそこかしこにございます。え?それを田舎って言うんだだって?馬鹿言っちゃいけない!大都会八王子を貶すような言動は厳に慎んでいただきたい!まぁ・・・少なくとも中卒お父ちゃんが死ぬまでは立川様には勝つことはないでしょうが・・・。
そんな大自然広がる八王子ならば遊び場に事欠きませんが、まだまだズリバイ状態のゲンちゃんはそうはいきません。室内の遊び場でストレス発散です。そんなゲンちゃんですが、この度ボールプールを堪能してきました。とはいえ、まだ立ち上がることもできないゲンちゃんです。中卒お父ちゃんにボールプールに突っ込まれ、フリーズです。縦横無尽に走り回るお姉ちゃんやほかのお友達たちを見て「一体ここはどこで、何をすればいいんだ???」状態です。特に泣いたり怖がったりはしないのですが、これと言って楽しんでもいない様子で若干拍子抜けです。まぁ、環境に慣れるまでどうしても時間がかかりますしね。後半になってボールをつかもうとしたりとちょっとは楽しんでいただけたようです。

ただ、ボールプールを出て柔らかいマットの上に移動させたら水を得た魚のようにズリバイで大移動を開始です。流石、療育などで「柔らかいマットの上」に慣れているだけあります。全く戸惑う様子がないゲンちゃんに、中卒お父ちゃんも一安心です。ニコニコ笑ってくれたので、本人も楽しんでくれたことでしょう。一応前回上げた画像を再アップです。

ゲンちゃんも歩けるようになったら、山や川や公園に連れていければなと思っております。そういえばそのたびに今回みたいにフリーズするのかな・・・・。まぁそれはそれとして。

では、ハロウィンが近づいてきて大人のおもちゃ状態にされているゲンちゃんでお別れです。ところで、中卒お父ちゃんの小さい頃はハロウィンのハの字も出てこなかったと記憶しているのですが、いつからこんなに世間に浸透したんですかね?

ゲンちゃん眼科を受診する

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

鎖肛のため朝と夕方に浣腸で一気に便を出すゲンちゃん、基本的に朝の浣腸の担当は中卒お父ちゃんです。恐らく、全人類の中でも人に浣腸をした回数ではそこそこの上位にランクインできていると思っています。ただ、鎖肛を乗越えた諸先輩方には遠く及ばないので、これからも精進してまいります。

ゲンちゃん心臓の穴がふさがる」でもお伝えしたように、ゲンちゃんはかなり強い乱視のようです。恐らく3~4歳くらいにはメガネっ子ゲンちゃんに変身します。メガネ萌え属性の方々の心をわしづかみしに行く気満々です。
というわけで、ゲンちゃんの故郷ともいえる病院の眼科を受診します。ところが、この眼科は恐らく病院内でも指折りの混雑状態だったりします。以前受診したアレルギー科は10分程度しか待たなかったのに対して、眼科は受付時点で「30分はずれ込みます」と念を押されます。というわけで、受付を終えたゲンちゃんと病院内を探検です。
で、結局呼ばれたのは予約時間を50分ほど過ぎたときだったりします。ただし、その時行われるのは視力検査で、その後に医師の診察が待っていたりします。まぁ何だかんだで家を出たのが9:30前後、帰ったのが14:00前後とそれなりのイベントになってしまいます。
ではなぜ眼科がそんなに混むのかなのですが、中卒お父ちゃん的には、これは「検査がなかなか進められない」ということのように思っていたりします。先に上げた視力検査にしたって、赤ちゃんたちはそんなにスムーズに進めてくれるはずがありません。看護師さんたちも、赤ちゃんの気を引くおもちゃを片手に奮闘されていました。あ、ドクターもおもちゃ持ってたな・・・。
とまぁそれぐらい気を引くのに時間がかかるうえに、泣き出したり、昼寝をし始めたりと何かと時間がかかるトラップがそこかしこに潜んでいるようです。
一方ゲンちゃんですが、泣き出すこともせずかなりスムーズに受診してくれました。昼寝も視力検査から医師の診察の間に済ましたりと、あの中では優秀ダウンちゃんだったと自負しております。今後の検査もスムーズだといいんだけどなー。メガネっ子ゲンちゃんに進化した際はまた改めてご報告させていただきます。

では、室内の遊び場でご満悦のゲンちゃんでお別れです。次回は「ゲンちゃんボールプールにダイブする」をお伝えいたします。