ゲンちゃん変身ポーズをマスターする

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

「僕はね、正義の味方になりたいんだ」

新しい生活が始まり、小学校や中学校に通うようになった皆様、おめでとうございます。
生活が変わってから一カ月が過ぎ、そろそろ余裕も出てきたころなのではないでしょうか。
余裕が出てくると、いろいろな妄想もはかどってきます。
学校を襲ってきた謎の軍団を、実は隠された力を秘めていた少年(自分)が華麗に倒してしまうなんて言うことを考えていたとしても大丈夫です。
男の子はそういう妄想をするものです。
「そんなことを考えている自分はおかしい奴なんじゃないか?」なんて思わないでください。
後悔するのは社会に出てからでも遅くありません。ただし、妄想は自分の頭の中だけにして、決して「記録に残る媒体に残す」ことは避けてください。
そんな特級呪物を創ろうものなら、一生をかけて封印する呪いを背負うことになります。
中卒お父ちゃんとのお約束です。心に刻み込んでおいてください。

そんなヒーローに憧れているのかは定かではありませんが、ゲンちゃんが変身ポーズをマスターしました。
もちろん、ゲンちゃんはいわゆるヒーロー物の番組を楽しむほど世間を理解しておりません。
最近はまっているのは、Eテレの「いないいないばあっ!」であります。
大人目線では、ワンワンの中の人(チョーさん)の年齢を知って「あんな重そうな着ぐるみ着て、さらにかなり激しく動いてるけど大丈夫なのか?」と心配する番組ですが、ゲンちゃんは純粋に楽しんでいるようです。
一番のお気に入りは「ワンワンわんだーらんど」であります。これは、ワンワンご一行が全国を行脚し、コンサートホール的な会場で歌やダンスや遊びなどを披露するものです。はい。編集がきかない生公演をこなすチョーさんに尊敬と敬意と畏怖と羨望を感じざるを得ない内容となっております。

それでは、そんな歌やダンスの成果なのか変身ポーズをするゲンちゃんをお見せします。

どうでしょう。なかなかのキレではないでしょうか。ゲンちゃん本人としては変身などではなく、何かを空に吹っ飛ばすイメージかもしれませんが、昭和生まれの中卒お父ちゃんとしては、ライダーか何かの変身ポーズにしか見えないんですよね。

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因みに、中卒お父ちゃんはヒーロー物ならば悪役の方を応援するタイプだったりします。
だって、あいつら毎回手を変え品を変え何とかヒーローの野郎を倒そうと努力してるじゃないですか。
あのめげない心と失敗を恐れない姿勢は学ぶところがあるのではないでしょうか。

あ、あと、おおよそ正義の味方とは言えない手口でコンテンダーをぶっ放すタイプのヒーローは好きだったりします。ではでは。

 

ゲンちゃん自転車の前乗りで風を切る

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

「数年後には自動車は全て自動運転になって、車を持つこと自体が珍しいことになる」なんてことが囁かれている昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
大都会八王子に住んでいる中卒お父ちゃんの周りは、車を所有していないのは異端状態であります。
確かに子供とお出かけとなると、いちいち公共交通機関を使うのは億劫だったり、好きな時間に移動できないという制約があったりと何かと不便を感じてしまいます。
車があればそこそこの荷物は入れておけるし、電車等ではアクセスが難しい場所にも簡単に行くことができます。
ただ、中卒お父ちゃんの家のケースで考えると、どうしても使用頻度の問題で「借りればよくね?」となってしまうのです。
大都会八王子はなぜか駐車場の料金が強気だったりするのです。空き地が多いんですけどね。以前試しに駐車場の値段を調べて、自分のイメージとかけ離れすぎて速攻で購入を断念したのであります。

というわけで、中卒お父ちゃんの家の主な移動手段は自転車となります。
ゲンちゃんのお姉ちゃんの送迎にも使っていた、いわゆる電動式というやつであります。
自転車の大敵の上り坂もスイスイ進むことができる優れものであります。
また、世の奥様方の要望を取り入れている影響からなのか、いろいろなオプションパーツが用意されているように感じております。後付けできる前乗せシートなんて最たるものではないでしょうか。
因みに、電動式自転車のお値段を聞いた時には、「え???何で原付買わないの?」となったのはいい思い出です。いまではかなり使える移動手段として重宝しております。

まだまだふにゃふにゃのゲンちゃんですが、ある程度体幹もしっかりしてきたということもあり、この度、自転車に乗せてみようということになりました。
ゲンちゃんのお姉ちゃんは自転車の後ろのシートに乗っていたので、ゲンちゃんの後ろのシートに・・・・というわけにいきません。
想像してみてください。
ふにゃふにゃ動くヨガの達人みたいに体が柔らかい小さいお餅みたいなやつが後ろに乗っていることを。
シートをすり抜けて落っこちてしまったら一大事であります。
その上自転車の場合、後ろのシートの様子は基本的には振り返らないとわかりません。
運んでいるお餅の状態が分からないなんて恐怖には、中卒お父ちゃんも妻も耐えられません。
というわけで、前乗せのシートを取り付けゲンちゃんをそこにセットいたします。
これならばゲンちゃんの様子も確認出来て一安心であります。

では、初前乗り自転車を体験したゲンちゃんをご覧ください。

はじめは嫌がっていたヘルメットですが、自転車が楽しかったのか嫌がったり外そうとしなくなったのは幸運であります。
今では走行中にお昼寝を始めるくらいには慣れてくれています。まぁ・・・まだ2回くらいしか乗ってないんですけどね。
ただ、ゲンちゃんの頭の形の問題なのか走っている最中にヘルメットがずれる問題は今後の課題であります。

あ、あと、車の保有率とかはデータをもとにお伝えしないと上司の容赦ない攻撃が飛んでくる可能性があるので、ソースを掲載しておきます。

https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv0000013g4y-att/06_kenbetsu.pdf

「一般財団法人 自動車検査登録情報協会」のデータでございます。
これによると、東京都はぶっちぎりの自動車保有率が低い都道府県だといえます。
世帯ごとの保有率が一番高い福井県の「1.698」と比較して東京都は「0.416」となっております。
福井の一家に2台あっても不思議じゃないという世界もなかなか想像できませんが、「2世帯あったらどちらかは車を持っていない」という東京都の感覚も大都会八王子とは違うように感じております。
やはり、八王子は東京都ではないのではという疑惑を強めている今日この頃であります。