就労継続支援B型の施設を見学に行ったよ

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

最近クマを目撃したり、あるいは襲われて被害を受けてしまうというニュースをよく耳にします。いくら何でも比較的地方の話だろうとお思いになるかと存じますが、なんとまぁ東京でも目撃情報が多数寄せられているようです。ソースはNHKであります。

東京 多摩地域で“クマ”目撃情報相次ぐ 都が注意呼びかけ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231024/k10014235661000.html

これによると、なんてこったい我らが八王子をクマの野郎が侵略してきてやがるのがわかります。大自然あふれる八王子の魅力にひかれるのは分かりますが、さっさとお家に帰っていただきたいのであります。森に帰れ状態です。

原因としてはどんぐりが不作だったと言われていますが、中卒お父ちゃん的にはそれだけじゃないのではとか思っていたりします。根拠は以前記事にした「日本の森林は減少しているのか」でお伝えした通りです。むしろ森林部分が回復しすぎて、クマが里に下りてきやすくなっているのでは?とか思っていたりします。里に下りやすくなってるのにドングリが減ったら、そりゃ人間界の方に移動してくるでしょ、といった感じです。

あ、あと、wikiペディアでクマの事件を調べてみると意外と面白かったりします。クマってやばいほど執念深かったりしますからね。

そんな大自然の中にたたずんでいる「かたくりの家」と「由木工房」に見学に行っていました。こちらは、就労継続支援B型と生活介護の多機能系事業所であります。「就労継続支援B型とはなんぞ???」となりますが、知的な障害などが理由で通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である方に対して、就労の機会や生産活動等の機会の提供、また、その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練・支援を行う事業所及びサービスのことを指します。因みにA型もあり、そちらは雇用契約を結んで最低賃金以上の賃金が支給されます。

見学した施設の就労継続支援B型の業務内容は、

  • 利用者さんの昼食やレストランで出す食事の製造
  • パンの製造
  • レストランとパン屋での接客
  • 近くにある畑での作業

となっています。
利用者の方の希望などを聞いて配置しているとのことでした。ただ、知的の度合いや癖などによってやってもらう業務はある程度制限しているようです。(例:手をなめてしまう方はパンの製造の業務には就けない等)利用者さん達は比較的きびきび動いているように感じた次第であります。

ただ、先程も申し上げたように、「知的な障害などが理由」で就労できないなので、利用者さんはダウン症だけではありません。中卒お父ちゃんが見学したこの施設では、ダウンちゃんが大部分を占めるというわけではありませんでした。職員さんの話では、ダウンちゃんはお話し好きなので、レストランの接客をしているそうです。そのほか、見学した限りではパンの製造をしていたり、厨房でひたすら食材を細かく切っていたりしていたダウンちゃんがいました。

因みにここで日本ダウン症協会が出しているデータを見てみると、成人段階の日中活動は就労支援B型が50.5%、生活介護が29.9%となっています。

https://www.jdss.or.jp/project/images/04/20230131report.pdf

生活介護とは何ぞ?となりますが、これは、通常の状態でも介護が必要な方向けの施設となります。

業務内容は

  • チラシの折り込み
  • チラシのポスティング
  • アクセサリーのラッピング
  • 公園清掃

等々となっています。もちろん職員さんが付き添う形で業務を行います。部屋の中での作業を見させてもらったのですが、何だか明るく元気に楽しんでいらっしゃるご様子でした。

ではここで気になる給与の件なのですが、いずれの施設も基本的に時給制となります。残念ながら最低時給とはいかないようで、月で17,000円ほどとのことです。「え?少なすぎじゃね?」と思われるかもしれませんが、これが現状の現実でありますので受け入れざるを得ません。

あ、因みに就労はかなり自由な形となっていて、遅刻、欠勤は全く問題になりません。利用者さんが通勤中に気になることがあって、ふら~~~~とそっちに行ってしまって来ない、なんてことも日常茶飯事なようです。この部分も月の給与が少なくなってしまう一因ともいえるかもしれません。

こちらの施設にいらっしゃる利用者さんは、明るくのびのびと作業されているように感じた次第であります。職員さんにどんな方がうまくいくのかと聞いたところ、「余暇のすごし方がとても大切。」とのことでした。余暇を楽しくすごしている方は落ち着いて作業ができているそうです。

まぁ・・・そりゃそうだよね、とも思うのです。なんの楽しみもなければ、健常者だって滅入っちゃいますしね。

そんなかたくりの家&由木工房ですが、令和5年11月11日11時~「フェスタかたかご2023」を開催するそうです。曰く、

「2019年以来、久々のフェスタ開催!かたくりのみんな、街のみんな、こどももおとなもみんなで、アート・おんがく・おいしいものやたのしいことでいっしょに盛り上がろう!」

フェスタかたかご
令和5年11月11日11:00~15:00
社会福祉法人由木かたくりの会
〒192-0355東京都八王子市堀之内1236-8
お問い合わせ042-674-0520(法人本部)
フェスタかたかご2023実行委員

とのことです。で、チラシがこんな感じです。

以前チラシのQRコードを読み取ったら、かたくりの会のサイトが表示されたのですが「フェスタかたかご2023」の情報は全く掲載されていなくて「客集める気あんのかい!!!!」と思っていたのですが、今日確認したら情報が掲載されていました。いやー良かった良かった。是非クマ対策を万全に整え、ご参加ください。

フェスタかたかご2023

では、窓からの薄日に目を細めるゲンちゃんでお別れです。ゲンちゃんがパン作りに精を出せる日を祈る今日この頃であります。

ゲンちゃんミルクを再開する

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

一時は体重が減少傾向に傾いたゲンちゃん、今現状では増加傾向、右肩上がり、業績回復状態です。「ゲンちゃん体重が減少する」では食事の間におやつをあげるようにしているとお伝えしましたが、ここは親側の都合というか、なかなかめんどくさくてあげるのを忘れてしまうのであります。ではどうするかというと、まずおかゆの量を増やします。加えて、ミルクを160~200ミリリットルほど与えてみます。もちろんミルクアレルギーのゲンちゃんは通常のミルクは飲めません。そこで、「赤ちゃんがゲボォ!と吐き出すミルクアレルギー用ミルク」を飲ませることになるのですが、ここで救世主が登場です。何と「ミルクアレルギー用なのに美味しいミルク」が存在したのであります。その名も「ボンラクト」!!!

あの「動物さんにあげる草的な香ばしい香り」がするミルクアレルギー用ミルクとは段違いです。甘みもあって「これ普通においしいミルクじゃん」といった感じです。中卒お父ちゃんの妻もおいしさに太鼓判を押しています。味盲の中卒お父ちゃんの意見ではないことが重要ポイントです。

というわけで、就寝前のゲンちゃんに与えてみます。すると、なんということでしょう!今まで見たこともない勢いでゴキュゴキュ飲むではありませんか!あまりにも一気に飲もうとするので哺乳瓶を口から離すのですが、「なぜやめる!!!」という表情で怒りを表現します。ついでに「飲ませろ!!!」とばかりに体を起き上がらせようとするので効果てきめんです。・・・・今まで「動物さんにあげる草的な香ばしい香り」に耐えてくれてありがとうゲンちゃん、これからはおいしいミルクをあげるからね。

ものすごい勢いで飲むからなのか、飲み終わったときはお腹がパンパンです。大満足で眠りにつくゲンちゃんなのでした。
あ、決して和光堂の回し者じゃないですよ、念のために。

というわけで、ふてぶてしいゲンちゃんでお別れです。中卒お父ちゃん的にはかなりツボな表情なのですが、妻からは「あんた本当にその写真好きだよね~(意訳:こいつの美的センスやばいな・・・)」と言われます。この表情の良さがわからないとは、まだまだ修行が足りないのであります。

ゲンちゃんボールプールにダイブする

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

急に気温が下がったりと体調を崩しそうな気候が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。かなり暑がりな中卒お父ちゃん的には心地いい気候で、夜のお散歩がはかどっております。ただ、ここで調子に乗りすぎると風邪をひいてダウンしてしまうので、何かしら羽織るようにしています。あの冷たさが気持ちいいのですが、ここは体調重視です。

ゲンちゃんの住んでいる八王子は自然豊かな良いところであります。西側は高尾山をはじめとした山々が連なり、春にばらまかれる花粉の震源地となっています。車を少し走らせれば田園風景が広がり、広大な空き地や森がそこかしこにございます。え?それを田舎って言うんだだって?馬鹿言っちゃいけない!大都会八王子を貶すような言動は厳に慎んでいただきたい!まぁ・・・少なくとも中卒お父ちゃんが死ぬまでは立川様には勝つことはないでしょうが・・・。
そんな大自然広がる八王子ならば遊び場に事欠きませんが、まだまだズリバイ状態のゲンちゃんはそうはいきません。室内の遊び場でストレス発散です。そんなゲンちゃんですが、この度ボールプールを堪能してきました。とはいえ、まだ立ち上がることもできないゲンちゃんです。中卒お父ちゃんにボールプールに突っ込まれ、フリーズです。縦横無尽に走り回るお姉ちゃんやほかのお友達たちを見て「一体ここはどこで、何をすればいいんだ???」状態です。特に泣いたり怖がったりはしないのですが、これと言って楽しんでもいない様子で若干拍子抜けです。まぁ、環境に慣れるまでどうしても時間がかかりますしね。後半になってボールをつかもうとしたりとちょっとは楽しんでいただけたようです。

ただ、ボールプールを出て柔らかいマットの上に移動させたら水を得た魚のようにズリバイで大移動を開始です。流石、療育などで「柔らかいマットの上」に慣れているだけあります。全く戸惑う様子がないゲンちゃんに、中卒お父ちゃんも一安心です。ニコニコ笑ってくれたので、本人も楽しんでくれたことでしょう。一応前回上げた画像を再アップです。

ゲンちゃんも歩けるようになったら、山や川や公園に連れていければなと思っております。そういえばそのたびに今回みたいにフリーズするのかな・・・・。まぁそれはそれとして。

では、ハロウィンが近づいてきて大人のおもちゃ状態にされているゲンちゃんでお別れです。ところで、中卒お父ちゃんの小さい頃はハロウィンのハの字も出てこなかったと記憶しているのですが、いつからこんなに世間に浸透したんですかね?