「ホーホー」の詩ができるまで:ダウン症に関する書籍紹介

皆様ダウン症に関する本を読んだことはありますでしょうか。
中卒お父ちゃんは、当事者になるまでただの一度も読んだことはありませんでした。
恐らく皆様も、読んだとしてもさわり程度ではないのでしょうか。
ただし、当事者になると読むんですよ。人間って結局自分に関係しないとだめなんですね。

というわけで今回ご紹介するのは、「「ホーホー」の詩ができるまで」(信田敏宏)です。
著者の信田敏宏さんは国立民族学博物館教授で専門は社会人類学・東南アジア研究です。そんな信田さんはダウン症の女の子(静香ちゃん)を授かります。その静香ちゃんが小学四年生の時に「ホーホー」という題名の詩を作り、「NHKハート展」に入選するという内容です。
ただし、この詩、滅茶苦茶いいんですよ。というか小学四年生ってこんなことできるのかと驚くとともに、ダウン症の子が作ったということで、希望を持てる一冊となっております。
さらに、静香ちゃんの成長に合わせて、どういうことに注意し具体的にどのように成長を促したが書かれていて、大変参考になります。例えば、静香ちゃんがハイハイを始めたころ、お母さんの眼鏡に興味を持っていたので、眼鏡を置いてその場所までハイハイさせるということをしていたそうです。これはやってはいけない方法で、ダウン症の子は覚えるまでもゆっくりだけど、一度覚えたことを修正するのはそれにもまして時間がかかるそうです。眼鏡の場所までハイハイさせるということは、「眼鏡が無いとハイハイしない」ということと「眼鏡のような壊れやすく大切なものをおもちゃとして認識してしまう」ということにつながってしまうそうです。

そしてなんといっても、ご両親が静香ちゃんの心を育てようとしているのが伝わります。様々なものに興味を持たせ、サポートする姿には、「これ・・・・・俺にできるのか?」と勇気と共に若干の焦燥感を抱かせてくれる事間違いないです。まずはできることからコツコツですね。

「ホーホー」の詩ができるまで

南海トラフ地震はいつ起きるのか

2022年1月15日、南太平洋のトンガ付近で大規模な噴火がありました。
衝撃波で発生した津波は8,000キロ離れた日本にまで届きました。
届くまで10時間ほどかかったようですが、速度は時速800キロにもなります。
1月17日に国連訓練調査研究所(UNITAR)が公開した衛星写真では、噴火によって島がほぼなくなってしまったことが分かります。

https://www.unitar.org/maps/map/3433

人的被害も出ているようなので、ご冥福をお祈りするとともに、一日でも早く復旧することを願っております。

さて、場所が変わって日本は地震による災害が多い国であることはご承知の通りだと思います。
その中でも大きな被害を出す可能性がささやかれているのは「南海トラフ地震」であります。
今回は、その「南海トラフ地震」がいつ起きるかについてお伝えしたいと思います。
え?とうとう陰謀論に染まったかですって?
いえいえ、一応根拠もあるんですよ。あとで参考書籍も出します。

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地震はなぜ起きるのか

まず、地震はなぜ起きるのかについてご説明いたします。
日本の地下にはいくつものプレートという岩板が存在します。
そのプレートが陸のプレートの下を潜り込むように動いております。
速度はちょうど爪が伸びる程度の速度です。

普段は何ともないのですが、少しずつ力が加わることである時そのプレートにひびなどの亀裂が生じます。
この亀裂が生じる際に、地震は起きるのです。
因みに、亀裂が生じた個所は地盤が弱くなるのでさらに地震が起きやすくなるという面もあります。

地震の予測はそもそも不可能

「陰謀論から目が覚めたんだね、よかったね」じゃないです。
まずは「地震の予測はめちゃくちゃ難しいから、現時点ではほぼ不可能」ということを理解する必要があります。
地震は地球規模で起きる現象です。
なので、地震の周期自体が数百年というのがざらです。
地震を研究しようとしても、数百年の積み重ねはできていません。
過去に起きた地震の規模を知る際には、古文書を読み解いて「多分こんな感じじゃね?」とやるしかないのです。

さらに、「地震はなぜ起きるのか」でもお伝えしましたように、プレートに亀裂が入ると地震に弱い場所ができてしまいます。
今までは地震がほとんどない地域とされていたとしても、亀裂が入ってしまえばそうとも言い切れなくなってしまうのです。
東日本大震災では実際にそのようなプレートの亀裂が多く発生し、今までは考えられてこなかった「想定外」が多く発生したそうです。

地震の予測として中卒お父ちゃんがしっくり来たのは「割り箸を割る」ことです。
割り箸は少しずつ力を入れればいつかは割れますが、割り箸によっていつ割れるか、どこで割れるかがわかりません。
真ん中で割れるだろうと思ってたら斜めに割れたとき、むかつきますよね。うんうん。

南海トラフ地震はなぜ予測できるのか

では、なぜ南海トラフ地震は予測できるのでしょうか。
結論から言うと、2030年代に起きると予測されています。
もう少し正確に言うと2035年プラスマイナス5年の間に起きるだろうとされています。

根拠としては地震のメカニズムと長期のデータの蓄積が挙げられます。
南海トラフ地震は、過去にも何度も発生しているのです。
その発生した直後にある地盤が大きく隆起するのです。
具体的には、高知県室戸岬の北西にある室津港の水深です。
南海トラフ地震が起きると水深が浅くなり、港に船が入ってこれなくなってしまいます。
そこで、江戸時代のころから港の漁師が水深を測る習慣があったようです。
そのデータによると、前回の隆起が大きいほど次回の地震発生までの期間が長くなっていることが分かりました。
前回の隆起の大きさをもとに次回の地震発生を予測すると2035年となります。
ただ、年の単位でも大きくずれるためプラスマイナス5年としたようです。
データの蓄積って大切ですよね。

中卒お父ちゃん的対策と参考書籍

南海トラフ地震が予測できたとしても、「何月何日何時に起きる」ということまでは予測できません。
さらに、幅が10年あったら常に準備を怠らないというのもなかなか難しいのではと思っております。
中卒お父ちゃんの場合は、3日分の飲み水の確保でひとまずはいいのではないかと思っていたりします。
もちろん、避難所などの場所は知っておいて、缶ビール片手にたまに散歩に行くのも良いかと思います。
出来る範囲で無理なく、でも、決してなめてかかってはならない、といった感じです。

書籍ではしっかりとした事前準備が記載されておりますので、ぜひぜひ。

アイデアのつくり方

古今東西、人が思いつかないようなアイデアをポンポン思いつく天才がおります。
そんなアイデアマンになってみたい!一攫千金とはいかなくても、人があっと驚くようなアイデアを披露してみたい!とお考えの方もいらっしゃると思います。
もちろん、中卒お父ちゃんもそんなアイデアマンになってみたいのです。

というわけで、今回はアイデアのつくり方についてお伝えしたいと思います。あ、ちゃんと本に書いてあるやつっす!中卒お父ちゃんの思い付きじゃないっすよ!
参考にさせていただいた本はジェームス・Wヤングのその名も「アイデアのつくり方」。題名がストレート!

ジェームス・Wヤングは、アメリカ最大の広告代理店・トンプソン社の常任最高顧問、アメリカ広告代業協会の会長などを歴任。広告審議会の設立者で元チェアマン。
広告業の男がアイデアの作り方とはこれ如何に、とお思いかもしれませんが、実に明快に「アイデアを作る方程式」について書いてあるのです。

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アイデアを生む5つの段階

いきなりですが、アイデアを生むには5つの段階があります。

第一:とにかく資料とか情報を集める。普段から様々なものに興味を持つ

そこ、そりゃそうだろとか言わない。
でもまぁそりゃそうですよね。まずはかき集められるだけの情報を収集しなければならないのです。
ただ、著書にはこんな風に書かれているのです

これは至極単純明瞭な真理に過ぎないと諸君は驚かれるにちがいない。にもかかわらず実際にはこの第一段階がどんなに無視されているか、これまた驚くばかりである。

そう、どうしてもアイデアを思いつくというと、何か聞かれたりしたときにぱっとすぐ返すように思いつく、と考えがちですが、そんなことはないのです。
そもそもで土台がなければ何にもならないのです。
さらに、集めただけでもアイデアは出てこないのです。
ここから第四段階に飛ぶこともないのです。

第二:考えて考えて考え抜く

材料がそろったら、とにかく考え抜く!
アイデアとは既存の要素の組み合わせとのことです。
とにかく組み合わせたり、下から見たり、上から見たり、ひっくり返してみたりと、とにかく考え抜くことが重要なのです。
どれくらい考えればよいか?ですか・・・。絶望するくらいだそうです。まぁ、「もうこれ無理じゃね???まじでもーやだやだやだ!!!」って外に出て叫びたくなるくらいでしょうか。

第三:好きなことして過ごそう

限界まで考え抜いたら、あとは熟成させるのです。
食べ物もよく噛んで飲み込んだら、後はじっくり消化します。
そのような感じで、好きなことをしてボケーとするのがいいそうです。
因みに、同じような記述が外山滋比古の「思考の生理学」にもあるのです。

これまた結構古い本なのですが、本屋さんに通っている方ならば一度は目にしたことがあると思うのです。
1986年の本なのですが、いまだに八重洲ブックセンターとかで平積みされてたりするのです。
この本をなんとなーくで手にした中卒お父ちゃんは見る目があるのです!エッヘン!

第四:アイデアが湧いて出てくるのだぜ!

その日は突然やってきます。朝歯を磨いている時、愛犬の散歩の最中、浮気現場に踏み込まれ逃走している時、いつかはわかりません。
今まで全く解けなかったパズルがすっと解けるように、アイデアが舞い降りてくるのです。
「エウレカ!」

第五:アイデアを実際の世界に落とし込む

実をいうと、たとえ第四段階までもっていっても、この第五段階が待っているのです。
そう、実際にアイデアを形にする段階です。
ジェームス・Wヤングはここで忍耐と実際性が必要になると言っています。
加えて、胸にしまい込まないこと、理解ある人々の批判を仰ぐことが重要だそうです。

以上がアイデアのつくり方を終わります。

やれるもんならやってみろ

「ジェームス・Wヤングさんや、こんな秘伝のような手法を本に書いて大丈夫?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
大丈夫だそうです。ジェームス・Wヤングは著書の中でこんなことを言っているのです。

「第一は、この公式は、説明すればごく簡単なので、これを聞いたところで実際に信用する人はまず僅かしかいないということ。第二は、説明は簡単至極だが実際にこれを実行するとなると最も困難な種類の知能労働が必要なので、この公式を手に入れたといっても誰もがこれを使いこなすというわけにはいかないということである。
だからこの公式は、大いに吹聴したからと言って私がくらしをたてている市場にアイデアマンの供給過多が起こるというような実際上の危惧はまずない」

要するに、「真似られるもんならばやってみれば?できればだけどね。」って言っているのです。かっこよすぎ!抱いて!

著書「アイデアのつくり方」について

この「アイデアのつくり方」ですが、驚くことに全部で102ページしかありません。そのうえ文字がでかい!
さらに、本文は62ページであとは「解説」と「訳者あとがき」なのです。その比率おおよそ6:4!
本文だけならば本当に20分くらいで読めます。是非ご一読あれ。
帯の文句も洒落ているのです。「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」

中卒お父ちゃんはこの本を使って数々のアイデアを生み出すのです!いつの日か!!!