南海トラフ地震はいつ起きるのか

2022年1月15日、南太平洋のトンガ付近で大規模な噴火がありました。
衝撃波で発生した津波は8,000キロ離れた日本にまで届きました。
届くまで10時間ほどかかったようですが、速度は時速800キロにもなります。
1月17日に国連訓練調査研究所(UNITAR)が公開した衛星写真では、噴火によって島がほぼなくなってしまったことが分かります。

https://www.unitar.org/maps/map/3433

人的被害も出ているようなので、ご冥福をお祈りするとともに、一日でも早く復旧することを願っております。

さて、場所が変わって日本は地震による災害が多い国であることはご承知の通りだと思います。
その中でも大きな被害を出す可能性がささやかれているのは「南海トラフ地震」であります。
今回は、その「南海トラフ地震」がいつ起きるかについてお伝えしたいと思います。
え?とうとう陰謀論に染まったかですって?
いえいえ、一応根拠もあるんですよ。あとで参考書籍も出します。

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地震はなぜ起きるのか

まず、地震はなぜ起きるのかについてご説明いたします。
日本の地下にはいくつものプレートという岩板が存在します。
そのプレートが陸のプレートの下を潜り込むように動いております。
速度はちょうど爪が伸びる程度の速度です。

普段は何ともないのですが、少しずつ力が加わることである時そのプレートにひびなどの亀裂が生じます。
この亀裂が生じる際に、地震は起きるのです。
因みに、亀裂が生じた個所は地盤が弱くなるのでさらに地震が起きやすくなるという面もあります。

地震の予測はそもそも不可能

「陰謀論から目が覚めたんだね、よかったね」じゃないです。
まずは「地震の予測はめちゃくちゃ難しいから、現時点ではほぼ不可能」ということを理解する必要があります。
地震は地球規模で起きる現象です。
なので、地震の周期自体が数百年というのがざらです。
地震を研究しようとしても、数百年の積み重ねはできていません。
過去に起きた地震の規模を知る際には、古文書を読み解いて「多分こんな感じじゃね?」とやるしかないのです。

さらに、「地震はなぜ起きるのか」でもお伝えしましたように、プレートに亀裂が入ると地震に弱い場所ができてしまいます。
今までは地震がほとんどない地域とされていたとしても、亀裂が入ってしまえばそうとも言い切れなくなってしまうのです。
東日本大震災では実際にそのようなプレートの亀裂が多く発生し、今までは考えられてこなかった「想定外」が多く発生したそうです。

地震の予測として中卒お父ちゃんがしっくり来たのは「割り箸を割る」ことです。
割り箸は少しずつ力を入れればいつかは割れますが、割り箸によっていつ割れるか、どこで割れるかがわかりません。
真ん中で割れるだろうと思ってたら斜めに割れたとき、むかつきますよね。うんうん。

南海トラフ地震はなぜ予測できるのか

では、なぜ南海トラフ地震は予測できるのでしょうか。
結論から言うと、2030年代に起きると予測されています。
もう少し正確に言うと2035年プラスマイナス5年の間に起きるだろうとされています。

根拠としては地震のメカニズムと長期のデータの蓄積が挙げられます。
南海トラフ地震は、過去にも何度も発生しているのです。
その発生した直後にある地盤が大きく隆起するのです。
具体的には、高知県室戸岬の北西にある室津港の水深です。
南海トラフ地震が起きると水深が浅くなり、港に船が入ってこれなくなってしまいます。
そこで、江戸時代のころから港の漁師が水深を測る習慣があったようです。
そのデータによると、前回の隆起が大きいほど次回の地震発生までの期間が長くなっていることが分かりました。
前回の隆起の大きさをもとに次回の地震発生を予測すると2035年となります。
ただ、年の単位でも大きくずれるためプラスマイナス5年としたようです。
データの蓄積って大切ですよね。

中卒お父ちゃん的対策と参考書籍

南海トラフ地震が予測できたとしても、「何月何日何時に起きる」ということまでは予測できません。
さらに、幅が10年あったら常に準備を怠らないというのもなかなか難しいのではと思っております。
中卒お父ちゃんの場合は、3日分の飲み水の確保でひとまずはいいのではないかと思っていたりします。
もちろん、避難所などの場所は知っておいて、缶ビール片手にたまに散歩に行くのも良いかと思います。
出来る範囲で無理なく、でも、決してなめてかかってはならない、といった感じです。

書籍ではしっかりとした事前準備が記載されておりますので、ぜひぜひ。

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