ゲンちゃんのお食事事情

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

以前、「ゲンちゃん前進する」で申し上げたように、ゲンちゃんは基本何でもバクバク食べます。今回は、そんなゲンちゃんの食事事情をお伝えできればと思います。

まずゲンちゃんですが、まだ歯は生えていません。そのため、何を食べさせるにしてもドロドロの状態にしなければなりません。大きな粒などがあると、器用に口から出します。もちろん、出てきた固まりはスプーンでつぶしてお口にダンクシュートです。ところがどっこいこの「ドロドロの状態にする」というのがなかなかどうして大変だったりします。

ゲンちゃんの食事は、基本的にすべて中卒お父ちゃんの妻が家で作っております。ある程度の分量を作り冷凍保存して、日々のゲンちゃんの食事となります。主な調理方法は下記のとおりです。

【おかゆ】
5合炊きの炊飯器にお米2合と水1350ミリリットルを入れ、おかゆモードで炊きます。その後ブレンダーでドロドロにします。

【キャベツ・玉ねぎ・大根・リンゴ】
包丁で適当に切り、鍋で茹でます(レンジでも可)。その後ブレンダーでドロドロにします。

【のり】
ちぎってお湯でふやかせます。その後ひたすらすりこ木でつぶします。

【ひき肉】
レンジでチンします。その後ひたすらすりこ木でつぶします。

【鯖缶・ニシン缶・ツナ缶】
ひたすらすりこ木でつぶします。

お分かりいただけただろうか。ブレンダーとすりこ木でひたすら細かくするという、無我の境地に到達できる修行となっております。中卒お父ちゃんも上記すべてをいっぺんに作るという修行をしました。熱を持ってきたブレンダーを片手に、頼むから壊れないでくれと願ったのはいい思い出です。そういえば、コンロ3つとも使うってことほとんどないですよね。

これらの完成品をジップロック的な物に入れ、冷凍保存をします。因みに、固まった時に厚みにむらがあると後で割り辛くなるので注意しましょう。特にキャベツ・玉ねぎ・大根は、大きめのジップロックになるべく均等になるように寝かせてあげると幸せになれます。

この中で何が一番厄介かというと、おかゆです。実はゲンちゃんかなりの量を食べます。5合炊きの炊飯器で作られたおかゆは、4日間でゲンちゃんの胃袋に消えていきます。何とか作っても一週間持たないのです。つまり、週末にまとめて一週間分という手法が取れません。週末に2回しするか、平日に1回作る必要があります。お前は関取か!!!

「ならば市販の離乳食を買えばよいのでは?」とおっしゃる方もいるかと存じます。ところがどっこい、ゲンちゃんの月齢だと歯が生えている子がほとんどです。そんため、月齢で合わせた食事だと粒が大きくて食べてもらえません。では月齢を下げた食事は?となると思いますが、ゲンちゃんの食べる量が多く非経済的です。さらに水分が多くあまり食べてくれないなど、ゲンちゃんならではの苦労があったりします。まぁでも食事事情は健常児の方々でも苦労しますよね。

そんなゲンちゃんですが、最近食事の時に自分の足を触るようになりました。赤ちゃんって自分の足のことを認識していなくて、触ったりして初めて「あ、これ俺の足なのね。」と理解するそうです。少しずつでも成長しているのです。

ではでは、食事前のゲンちゃんでさよならです。

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