里帰りできない場合はお父ちゃんをフル活用しよう

出産という激闘を終えて、病室で我が子と過ごす奥様方、さぞや幸せな気分だと思います。
我が子のちょっとしたしぐさに、ニヤニヤが止まらないことだと存じます。
大丈夫です。退院すれば奥様のニヤニヤは恐怖にひきつることになります。
そんな奥様に中卒お父ちゃんの妻からアドバイスがあります。

可能ならば、里帰りしたほうがいい。電車に乗れば30分?あまいあまい。夜とかマジ不安になるから。近くと一緒にいるは全然違うから。横ですやすや寝てるちっちゃいやつ、マジで、マジで、やばいやつだから!マジ里帰りしておけ!

というわけで、里帰りできない奥様方に僭越ながら中卒お父ちゃんがアドバイスしたいと思います。

入院中にお父ちゃんがお見舞いに来ると思います。
基本お父ちゃんは自由なはずです、フル活用しましょう。
この時に用意しておいてもらうのは、哺乳瓶であります。
「私は入院中いっぱい母乳が出たから大丈夫!」とお思いのそこのあなた、あまいあまい。
あなたは、基本ずっと休めてて、3食栄養バランスの整った食事を食べ、何かあってもすぐにサポートされる環境にいたのです。
退院した日もてんやわんや、何とか寝たけど朝からリトルモンスターに起こされ、そういえば昨日から何も食べてない、なんて状態になれば一気に体調を崩しかねません。
ミルクはあるのにそれをあげる哺乳瓶がないなんて状態になりかねないのであります(中卒お父ちゃん経験済みであります)。
なので、お父ちゃんには哺乳瓶を必ず用意してもらいましょう。

哺乳瓶にはプラスチック製とガラス製があります。
主な長所短所は以下の通り。

プラスチック製の長所短所

長所

  • 軽い
  • 割れない
  • ガラスより若干保温性がある
  • 短所

  • 保温性がある分、熱いミルクがなかなか冷めない
  • 傷やにおいがつきやすい
  • ガラス製の長所短所

    長所

  • プラスチックと比較して、熱いミルクが若干早く冷める
  • 汚れが落ちやすい
  • 短所

  • 重い
  • 割れたり欠けたりするリスクがある
  • 最近は液体ミルクが利用できるので、ミルクの温度調節もあまり必要がなくなってくると思います。
    それを考えると、プラスチック製の方がおすすめかもしれないのです。
    完全母乳の場合ならば1本、そうでないならば最低で2本、余裕があれば3本くらい用意しておいた方がいいと思います。

    完全母乳でないならば、お父ちゃんには消毒用のケースも用意してもらいましょう。
    気合と根性で鍋で煮沸でもいいのですが、いかんせん労力がかかりすぎます。
    おすすめは電子レンジで消毒できる消毒ケースであります。

    ちなみに、おむつとかミルクとか用意しなくていいのと思われるかもしれませんが、大丈夫です。
    恐らく、退院するときにたんまり試供品が配られるはずです。
    人によっては、おむつケーキが届いている方もいらっしゃるでしょう。
    試供品だけでも数日間は過ごせるのであります。

    粉ミルクをお湯で溶かして、湯冷ましで冷まし、さらに氷で温度調整していた時代が懐かしいのです。
    液体ミルク本当にうらやましいのであります。

    出産にはお父ちゃんを有効活用しよう

    出産を待つ奥様方、予定日に1日1日と近づくにつれ、期待と不安が入り混じっていることと思います。
    おなかの中の我が子のことを想像し期待を膨らませる一方、場合によっては命のかかる出産に途方もない不安を感じて日々をお過ごしのことと存じます。
    そのような奥様方に、僭越ながら中卒お父ちゃんがアドバイスをお送りしたいと思います。
    お役に立てば幸いであります。

    まず、出産前には便利グッズを集めておきましょう。
    動けるときにやっておかないと後悔します。
    おすすめは、ペットボトルにつけるストローキャップ、巾着と硬式テニスボール、うちわであります。
    時々例外はあるようですが、基本出産は長時間かかります。
    水分補給をするときに、起き上がってペットボトルをぐびぐびラッパ飲み、なんてことはできません。
    とんでもない痛みに耐えながら起き上がることもできません。
    ストローキャップはそんな時でも簡単に飲むことが可能にする便利グッズなのであります。

    巾着と硬式テニスボールは、用意している病院も多いかもしれません。
    「なんでそんな物を?」とお思いかもしれません。
    これは、「会陰おさえ」という陣痛の時の呼吸法の補助動作にうってつけなのであります。

    うちわは少しでも奥様方の楽にさせるアイテムとして役に立ちます。
    当たり前ですが、仰ぐのはお父ちゃんの役目であります。

    これらの便利グッズはお父ちゃんにそろえてもらいましょう。
    妊婦さんが買い出しに行って、間違って階段から落ちてしまっては大変です。

    便利グッズ以外では、マタニティータクシーに申し込んでおくことが挙げられます。
    これは、出産のときに電話一本でタクシーが呼べるサービスです。
    行先も事前登録、万が一シートを汚してしまっても問題ないという安心サービスであります。
    登録がすんでこれで急な出産も大丈夫、のはずなのですが、中卒お父ちゃんの場合はドライバーが行先をわかってなかったのです。
    幸い妻と2人で乗ったのでタクシーを案内できたのですが、極度の方向音痴の妻だけだったらたどり着けなかったと思うのです。
    事前に利用しておくなど、運転手さんが行先が分からなくても案内できるようにしておいた方が良いかもしれません。
    因みに、他のママさんの話でも行先が分からないケースがあったので、過信は禁物ということです。
    もちろん、申し込みはお父ちゃん担当です。
    万が一行き先を間違って登録していたら、後でしっかり叱っておきましょう。

    さて、陣痛に耐えながら病院にたどり着いた奥様、あとは頑張ってください。
    決して突き放しているわけではありません。
    もう、ここまで来たらお一人で踏ん張ってもらうしかないのです。
    というわけで、補助をするお父ちゃん側のできることをお伝えします。
    ここで出てくるのが、前述の会陰おさえであります。
    会陰おさえとは、奥様の呼吸に合わせて股の間をぐいぐい押すことです。
    赤ちゃんが下りてくると肛門方面に痛みが出るらしいです。
    その痛みを和らげ、奥様がいきむための体力を残すためにも大切な補助なのであります。

    「股の間を押すなんて恥ずかしい」などと抜かしている暇はありません。
    とにかく力の続く限り続けてください。
    続けるコツは、リズムゲームだと思うことです。
    中卒お父ちゃんの場合は呼吸に合わせてやったのですが、妻の表情が苦悶に歪んだら「あ、BADかwww」って感じでした。
    すいません。遊んでいるわけではありません。

    中卒お父ちゃんのケースだと、前日22時から陣痛が始まり、翌日16時に無事出産という感じでした。
    18時間も戦い続けた妻には本当に頭が下がります。
    ただ、中卒お父ちゃんも前日の8時くらいから普通に仕事をして、そのまま22時から立ち会ったため、後半寝不足でハイテンションになっておりました。

    妻「痛いー!!!もうだめー!!!ギャー!!!」
    ドクター「(いくつもケースを見ているので)あー。大丈夫大丈夫。もう少しだねーwww」
    中卒お父ちゃん「あっそーすねwwwお医者さんも大丈夫って言ってるしwwwがんばがんばwww」
    妻「あwせdrftgyふじこlp;@:」

    こんな感じでした。本当に申し訳ない。
    恐らく、しっかり調教したお父ちゃんはこんなふざけたことはせず、しっかり奥様をサポートしてくれるでしょう。

    出産を終えたら、もうひたすら休んでください。
    とにかく体力を取り戻すことが先決です。
    大丈夫です。
    保育器の中のリトルモンスターがあなたのきれいな夢を木っ端みじんに破壊してくれます。
    お約束いたします。I promise you です。

    そして、ぶっ続けでサポートしたお父ちゃん、一仕事終えて普段は行かないすし屋で一人祝杯を挙げるのはいいですが、そのまま寝てしまってお店に迷惑をかけないようにご注意ください。

    ああ、出産に立ち会うと男性が引くといいますが、大丈夫です。
    後日笑い話になりますし、何といってもそれを超える嵐があなた方を待っておりますから。
    ではでは

    妊娠中にしっかりお父ちゃんを調教しよう

    妊娠中の奥様方、おめでとうございます。まずは祝福の言葉をお送りしたいと思います。
    とはいえ、いろいろな不安や悩みに落ち着かない日々をお過ごしかと思います。
    自分は毎日とても不安なのに、旦那さんはいつもと変わらず飲み歩いてやがる、なんてこともあるでしょう。
    そんな奥様方に、僭越ながら中卒お父ちゃんが自分の経験を踏まえてアドバイスをしたいと思うのであります。

    まず奥様方を襲うのが、つわりであります。
    このつわり、個人差が非常に大きいのであります。
    「ちょっと気分が悪いけど、余裕だった」という人もいれば、吐きすぎて目が充血してしまったなんてケースもあります。
    中卒お父ちゃんの妻の場合は、結構つらかったらしいのですが、いかんせん旦那にはそのつらさがわからないのです。
    なので、人によっては「ちょっと気分が悪いだけだろ。」などとたわけたことを抜かしてしまうかもしれません。
    そんな輩には、つわりのつらさをしっかりと言葉で伝えてあげるのが有効でしょう。
    それができれば苦労せんわ!!!と言われてしまいそうですが、このようにお伝えすると効果的だと思うのです。

    「つわりってね、永遠に続く二日酔いなんだよ」と。

    旦那さんが酒飲み(酒飲みじゃなくても一度飲んでつらい経験をした人含む)ならば、間違いなくそのつらさを理解するはずです。
    ただでさえ不安にさいなまれている奥さんを助けるため、食事や飲み物の調達、なるべく休めるように家事を率先して行うなど、旦那さんも協力するようにしてあげてください。

    つわりが終わって「あーよかった」ではいけません。奥様も多少動けるようになっているはずです。ここからしっかりとお父ちゃんを調教しましょう。
    ここでしっかり調教しておくかどうかで、今後の子育てがハードモードかベリーベリースーパーハードモードEXか決まるといっても過言ではありません。
    大丈夫です。子育てはハードモードがデフォルトです。

    この時期にお父ちゃんに覚えさせることは、おむつ交換と沐浴です。
    おむつ交換は、地方自治体がパパママ向けに講座を開いていることが多いようです。

    中野区こんにちは赤ちゃん学級
    https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/175100/d022318.html

    八王子市妊婦さんのための講座
    https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/kosodate/001/003/p000968.html

    まずはその講座に何が何でも連れていきましょう。
    「あたしだけだと不安なの。お願い。」と上目遣いで言えばいちころです。
    お父ちゃんは基本単細胞で、頼られていると思わせれば木にも登る純粋っ子です。うまく誘導しましょう。
    おむつ交換は人形相手に練習すると思いますが、ここでやっておくとやっておかないでは雲泥の差があります。
    お子様が生まれた後に「ああ、行ったけど時間たっちゃって忘れちゃった。てへ。」などとたわけたことを抜かさないように、この動画を定期的に見せるのもいいかもしれません(あまりやりすぎるとお父ちゃんはへそを曲げるので注意)。

    次に沐浴です。奥様方は沐浴と聞けば「ああ、赤ちゃんをお風呂に入れることね」とわかるかもしれません。が、お父ちゃんは違います。
    「沐浴」が「木浴」に脳内変換され、赤ちゃんと木が多く生えている公園でキャッキャウフフすることと勘違いしていたりします。
    少なくとも中卒お父ちゃんの脳内ではそのように変換されていました。注意しておいてください。

    この沐浴も地方自治体が講座を開いているので、しっかりとそこで経験してもらいましょう(おむつ交換と同じ日にやることが多いようです)。
    これも人形相手ではありますが、しっかりと経験しておくことが重要です。

    とにかく、お父ちゃんを育児に参加することが当たり前であると思わせることが重要なのであります。
    中卒お父ちゃんのおすすめとしては、さりげなく褒めることだったりします。
    お父ちゃんは基本褒められると調子に乗ります。
    自分が子育てがうまいと思い込んでくれたらこっちのものです。
    喜んで子育てに参加してくれることでしょう。

    そして、これから本当のお父ちゃんになる旦那さん達へ。
    やってみると子育ては面白かったりしますよ。個人的には「効率よくミルクを作るには」とかゲーム感覚でやってみると楽しめたりします。
    そして、奥様を楽させることは家庭円満の秘訣でもあります。
    肩をもんであげたり、ご機嫌を取るようにしてください。

    ああ、ちなみに奥様に「子供が生まれてもあなたのことが一番よ」と言われているそこのあなた。
    間違いなくその言葉は覆ります。
    奥様の愛情はあなたから子供に間違いなく移ります。保証します。I guarantee you です。

    でも、子供かわいいですよ。