ゲンちゃん母子分離に成功する

ゲンちゃん成長記は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

最近自力で立とうとしているのかただ興奮しているだけなのか分からないゲンちゃんですが、誰もが認めるお母ちゃん子であります。
中卒お父ちゃんやお姉ちゃんが同じ部屋にいても、基本的には妻の方に近づいて行ってしまいます。
まぁ近づくだけなら問題ないのですが、最近は何かを要求することも増えてきました。
因みに、同じ部屋で中卒お父ちゃんの妻が寝ていたりすると、顔面に容赦ない引っかき攻撃を加えていたりします。
暴力ダメ絶対であります。

そんなお母ちゃん子のゲンちゃんが児童発達支援施設に通うことになりました。
児童発達支援施設とは、障害のある未就学の子供のための施設であります。
で、そこの職員さんに「ゲンちゃん一人でも大丈夫だと思いますよ」と言われた次第であります。
中卒お父ちゃんの妻は「オロローーーーーン!ゲンちゃんが泣き叫んでしまう!!!あたしのことを求めて涙の海に沈んでしまうんやーーーー!オロローン!!!」と動揺しておりました。
顔面に擦過傷を負わされたことなど忘れているところは流石母親であります。が、はい、そこは流石ゲンちゃんです。
全く泣かず、何事もなかったように楽しんだそうであります。
その時の様子が画像でご確認いただけます。

はい。めっちゃ楽しんでやがります。3枚目はかくれんぼらしいのですが、デスゲームの話に出てくる目が合うと攻撃してくる人形のようで微笑ましい限りです。

そういえば、ダウン症界では有名なアップ君パパのアップ君(ダウン症)も初めて保育園に行くときに、全く泣くことなく嬉々として園に向かっていったと聞いたことがあります。
ダウンちゃんって底抜けに明るいのかもしれませんね。いやはや、見習わなければいけませんね。

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ゲンちゃん3つの科をはしごする

ゲンちゃん成長記は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

軽い風邪は引くことはあっても、入院するような病気を発症することなくすくすくと成長するゲンちゃん。
とはいえ、まだまだ油断は禁物です。ミルクアレルギー克服もできていないですしね。

というわけで、ゲンちゃんの故郷の総合病院で検査を受けます。
ただ、その病院までは微妙に距離があり、ドアtoドアで大体1時間かからないくらいの場所であります。
なので、なるべく検査は同日に入れてもらうようにします。

で、今回受けてきたのは、

「待ち時間は病院内トップクラス!予約の時間?何それ美味しいの?の眼科」

「採血しなきゃ検査できないだろ!子供の泣き声でノイローゼ?こっちは一日中だ!のアレルギー科」

「遺伝子見れば何でもわかる?両親が何を質問していいかまったくわからない!の遺伝科」

の3つであります。

まずは、予約の時間が最初のアレルギー科を受診します。
これはゲンちゃんがミルクアレルギーを克服しているのかを検査するのですが、採血が必須となります。
まだまだ成長過程のゲンちゃんは、ひじの内側から血を取ることができません。
そのため手の甲からとなるのですが、場所が場所だけに痛いに決まっております。
はい、もちろんゲンちゃんはギャン泣きです。

次に眼科を受診するのですが、受付だけ済ませて、その間に遺伝科を受けられないか相談してみます。
ゲンちゃん眼科を受診する」でもお伝えしたように、眼科は受付を済ませてからかなり長い時間待つことになります。
まぁ、今回なぜそうなるのかを身をもって体験したのですが・・・

無事待ち時間に遺伝科を受けられたのですが、実は遺伝科には1年以上通っていなかったのであります。
妻の話では、「何を話していいか分からない!」というのと、特に言われなかったので受診していなかったとのことです。
中卒お父ちゃんも、いったい何を聞けばいいのか分かりませんでした。
「21番目の染色体が3本なんです~」と言われても「知ってる~」としか返せないじゃないっすか。というか、遺伝子の話なんて素人ができるもんなのか?状態です。
ところがどっこい、話を聞いてみるとかなり総合的に見てくれる科であることが分かりました。
曰く、「滲出性中耳炎には注意が必要」「歯科には早めに受診したほうがよい」等、先々の事を教えていただけるのでかなりありがたかったりします。
因みに滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)とは、痛みがないタイプの中耳炎で、ダウンちゃんの天敵だったりします。
ただでさえ言葉の発育が遅れるダウンちゃんにとって、「耳がききづらい状態」はかなりのマイナスになる可能性があるのです。
あ、あと、ゲンちゃんは予定にはなかったシナジスの注射を2本打たれたのであります。
不意打ちの注射にゲンちゃんのストレスゲージが高まります。

そんなストレスゲージと眠気が臨界状態のゲンちゃんが眼科を受診します。
はい。めっちゃくちゃ不機嫌で泣き叫びます。
瞳の状態を調べなければならないのに、目をつぶって泣くし全くじっとしません。
看護師さんもあの手この手で機嫌を取ろうとしますが、「効果はないようだ」です。
結局別室に送られ、中卒お父ちゃん、妻、看護師さんの3人で数十分格闘し何とか終わった(それでも情報が不足していると言われた)といった感じです。
はい。なんで眼科の待ち時間が長いのか、非常によく理解できた次第であります。

最近成長して意思表示のようなことをするようになったゲンちゃん。
それはもちろんうれしいのですが、検査をおとなしく受けてはくれなくなったことを実感した今日この頃であります。

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鋭い方はお気づきかと思いますが、「ゲンちゃん成長期」が「ゲンちゃん成長記」に修正されております。
毎回毎回出だしをコピペしていたせいで、毎回誤字を垂れ流すという失態を晒しておりました。
狭い門から入れって昔の本にも書いてありますからね。反省しております。

それでは、白い毛布で包まれたお餅状態のゲンちゃんでお別れです。
太ももとかむっちりとしていて、本当にお餅みたいなんですよね。

ゲンちゃん変身ポーズをマスターする

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

「僕はね、正義の味方になりたいんだ」

新しい生活が始まり、小学校や中学校に通うようになった皆様、おめでとうございます。
生活が変わってから一カ月が過ぎ、そろそろ余裕も出てきたころなのではないでしょうか。
余裕が出てくると、いろいろな妄想もはかどってきます。
学校を襲ってきた謎の軍団を、実は隠された力を秘めていた少年(自分)が華麗に倒してしまうなんて言うことを考えていたとしても大丈夫です。
男の子はそういう妄想をするものです。
「そんなことを考えている自分はおかしい奴なんじゃないか?」なんて思わないでください。
後悔するのは社会に出てからでも遅くありません。ただし、妄想は自分の頭の中だけにして、決して「記録に残る媒体に残す」ことは避けてください。
そんな特級呪物を創ろうものなら、一生をかけて封印する呪いを背負うことになります。
中卒お父ちゃんとのお約束です。心に刻み込んでおいてください。

そんなヒーローに憧れているのかは定かではありませんが、ゲンちゃんが変身ポーズをマスターしました。
もちろん、ゲンちゃんはいわゆるヒーロー物の番組を楽しむほど世間を理解しておりません。
最近はまっているのは、Eテレの「いないいないばあっ!」であります。
大人目線では、ワンワンの中の人(チョーさん)の年齢を知って「あんな重そうな着ぐるみ着て、さらにかなり激しく動いてるけど大丈夫なのか?」と心配する番組ですが、ゲンちゃんは純粋に楽しんでいるようです。
一番のお気に入りは「ワンワンわんだーらんど」であります。これは、ワンワンご一行が全国を行脚し、コンサートホール的な会場で歌やダンスや遊びなどを披露するものです。はい。編集がきかない生公演をこなすチョーさんに尊敬と敬意と畏怖と羨望を感じざるを得ない内容となっております。

それでは、そんな歌やダンスの成果なのか変身ポーズをするゲンちゃんをお見せします。

どうでしょう。なかなかのキレではないでしょうか。ゲンちゃん本人としては変身などではなく、何かを空に吹っ飛ばすイメージかもしれませんが、昭和生まれの中卒お父ちゃんとしては、ライダーか何かの変身ポーズにしか見えないんですよね。

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因みに、中卒お父ちゃんはヒーロー物ならば悪役の方を応援するタイプだったりします。
だって、あいつら毎回手を変え品を変え何とかヒーローの野郎を倒そうと努力してるじゃないですか。
あのめげない心と失敗を恐れない姿勢は学ぶところがあるのではないでしょうか。

あ、あと、おおよそ正義の味方とは言えない手口でコンテンダーをぶっ放すタイプのヒーローは好きだったりします。ではでは。

 

ゲンちゃん自転車の前乗りで風を切る

ゲンちゃん成長期は、ダウン症のゲンちゃんの成長を見守る成長日記です。

「数年後には自動車は全て自動運転になって、車を持つこと自体が珍しいことになる」なんてことが囁かれている昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
大都会八王子に住んでいる中卒お父ちゃんの周りは、車を所有していないのは異端状態であります。
確かに子供とお出かけとなると、いちいち公共交通機関を使うのは億劫だったり、好きな時間に移動できないという制約があったりと何かと不便を感じてしまいます。
車があればそこそこの荷物は入れておけるし、電車等ではアクセスが難しい場所にも簡単に行くことができます。
ただ、中卒お父ちゃんの家のケースで考えると、どうしても使用頻度の問題で「借りればよくね?」となってしまうのです。
大都会八王子はなぜか駐車場の料金が強気だったりするのです。空き地が多いんですけどね。以前試しに駐車場の値段を調べて、自分のイメージとかけ離れすぎて速攻で購入を断念したのであります。

というわけで、中卒お父ちゃんの家の主な移動手段は自転車となります。
ゲンちゃんのお姉ちゃんの送迎にも使っていた、いわゆる電動式というやつであります。
自転車の大敵の上り坂もスイスイ進むことができる優れものであります。
また、世の奥様方の要望を取り入れている影響からなのか、いろいろなオプションパーツが用意されているように感じております。後付けできる前乗せシートなんて最たるものではないでしょうか。
因みに、電動式自転車のお値段を聞いた時には、「え???何で原付買わないの?」となったのはいい思い出です。いまではかなり使える移動手段として重宝しております。

まだまだふにゃふにゃのゲンちゃんですが、ある程度体幹もしっかりしてきたということもあり、この度、自転車に乗せてみようということになりました。
ゲンちゃんのお姉ちゃんは自転車の後ろのシートに乗っていたので、ゲンちゃんの後ろのシートに・・・・というわけにいきません。
想像してみてください。
ふにゃふにゃ動くヨガの達人みたいに体が柔らかい小さいお餅みたいなやつが後ろに乗っていることを。
シートをすり抜けて落っこちてしまったら一大事であります。
その上自転車の場合、後ろのシートの様子は基本的には振り返らないとわかりません。
運んでいるお餅の状態が分からないなんて恐怖には、中卒お父ちゃんも妻も耐えられません。
というわけで、前乗せのシートを取り付けゲンちゃんをそこにセットいたします。
これならばゲンちゃんの様子も確認出来て一安心であります。

では、初前乗り自転車を体験したゲンちゃんをご覧ください。

はじめは嫌がっていたヘルメットですが、自転車が楽しかったのか嫌がったり外そうとしなくなったのは幸運であります。
今では走行中にお昼寝を始めるくらいには慣れてくれています。まぁ・・・まだ2回くらいしか乗ってないんですけどね。
ただ、ゲンちゃんの頭の形の問題なのか走っている最中にヘルメットがずれる問題は今後の課題であります。

あ、あと、車の保有率とかはデータをもとにお伝えしないと上司の容赦ない攻撃が飛んでくる可能性があるので、ソースを掲載しておきます。

https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv0000013g4y-att/06_kenbetsu.pdf

「一般財団法人 自動車検査登録情報協会」のデータでございます。
これによると、東京都はぶっちぎりの自動車保有率が低い都道府県だといえます。
世帯ごとの保有率が一番高い福井県の「1.698」と比較して東京都は「0.416」となっております。
福井の一家に2台あっても不思議じゃないという世界もなかなか想像できませんが、「2世帯あったらどちらかは車を持っていない」という東京都の感覚も大都会八王子とは違うように感じております。
やはり、八王子は東京都ではないのではという疑惑を強めている今日この頃であります。